東京北部ユニオン(ソウル・ワーカーズ・ユニオン)blog

この世界はオレたち労働者が動かしてるっ!!

アミーユ支部の増員申入れと会社の拒否回答がマスコミで取り上げられました!

東京北部ユニオンは、「Sアミーユ川崎幸町逮捕報道に際しての声明」のとおり、川崎幸町での逮捕報道前の2月2日、「アミーユ光が丘」での利用者の夜間ベッドからの転落事故に対して、「夜間帯1名を早急に増員し各階に職員を配置すること」緊急要求を行なっていました。
ところが、このささやかかつ切実な要求に対して、まさに川崎幸町逮捕当日の2月15日にメッセージ社東京地区本部長が行なった回答は、「「事故防止の為に増員が必要とは考えられない」という問答無用のものでした。これは、頻発する事故・事件の責任のすべてを現場労働者になすりつけ、極限的な人員削減による金儲けをなおも進めるという会社の姿勢をむき出しにするものでした。

この会社とユニオンの攻防について、共同通信が配信し、ネット「現代ビジネス」でも取り上げられ、大きな反響をよんでいます。
以下、紹介するとともに、組合の要求書および会社の回答書そのものも公開します。

◎夜間増員で意見異なる 別施設のベッド転落事故 川崎老人ホーム親会社
2016年2月24日 (水) 配信共同通信社
神奈川新聞「夜間増員について」

 入所者3人が転落死した川崎市の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」の系列施設で1月、入所者がベッドから一晩に2回転落する事故があり、安全対策として夜間の職員を増員するかどうかをめぐり、職員の参加する組合と運営会社の介護サービス大手「メッセージ」(岡山市)の意見が異なっている。

 組合側は、4階建ての1、4階計27室を夜間は職員1人が担当しており「一方のフロアが不在になる。安全上問題」と主張。同社は「突発的事故は防げない」との見解を示した。同社は23日までに、取材に対し「個別の施設の問題であり一般的な案件ではない。誤解を招く可能性が高いと思われ(取材には)協力できない」と回答した。

 同社はSアミーユ川崎幸町の運営会社の親会社。系列施設「アミーユ光が丘」(東京都練馬区)によると今年1月、1階の入所者が一晩に2回、ベッドから転落した。大きなけがはなかった。

 一般合同労働組合「東京北部ユニオン」は今月2日、夜間の職員数を3人から1人増員し、各階への職員配置を要求。

 同社側は15日付回答書で増員を否定した。同社は「一過性の体調変化による転倒事故で、防止のために職員の増員が必要とは考えられない。要因を探り対策を行うことにより、個別に事故防止に努めている」とした上で「そもそも各フロアに職員が常駐していたとしても、突発的な居室で発生する事故は防ぐことができない」とした。

 厚生労働省によると、介護付き有料老人ホームでは入所する要介護者の人数に応じて省令で職員数の最低基準が定められているが、夜間の態勢に関する規定はない。

 結城康博(ゆうき・やすひろ)・淑徳大教授(社会福祉学)は「法的には問題ないかもしれないが、介護度の高い入所者が多い有料老人ホームではフロアごとに職員を配置するのが常識だ。最低限の職員数にしてコストを削減し、現場を軽視する経営姿勢が現れているのではないか」としている。

◎「3人突き落とし殺人」直後に転落事故が発生――老人ホームで相次ぐ非人道的なトラブルは、防ぎようがないのか
「現代ビジネス」ーニュースの深層
2016年02月25日(木) 伊藤 博敏

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48024?page=3

■「突発事故は防げない」

目撃者はおらず、監視カメラも設置されておらず、事故処理して司法解剖もしていない――。

頼りは殺害者の自供のみ、という殺人事件としては非常に困難な捜査が予想され、「迷宮入りもありうる」とされた川崎市幸区の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で発生した入居者3人の連続殺人事件は、2月15日、元職員の今井隼人容疑者(23)が自供したことで急展開、一挙に解決の方向に向かった。

そのタイミングで、「突発事故は防げない」とする会社側の回答書が寄せられ、改めて、労働環境改善の難しさが浮き彫りになった事件がある。

1月25日夜、アミーユ光が丘で1階の同じ利用者が、2度もベッドから転落するという事故が発生。かねて、各階に職員を配置、入居者全員に目が届くような環境改善を訴えている東京北部ユニオン・アミーユ支部は、2月2日、「夜間帯1名を早急に増員して職員を配置すること」という緊急要求書を会社側に提出した。

それに対して会社側は、2月15日、事故は「一過性の体調変化による転落事故である為、事故防止の為に職員の増員が必要とは考えられません」と、拒否したうえで、次のように踏み込んで回答した。

「各フロアに職員が常駐していたとしても、突発的な居室で発生する事故は防ぐことはできません」

欠けているのは、事故を未然に防ぐという発想であり、要求拒否の底に流れるのは、増員による経費増への恐れだろう。

たしかに、同じ介護事業者「メッセージ(ジャスダック)」で発生しているとはいえ、連続殺人事件とは関係がない。しかし、夜間は忙しく手が回らないという労働環境は同じ。そのため介護職員の多くがストレスを感じ、今井容疑者のような殺害は論外にしても、「虐待の土壌」があることは様々な介護現場で耳にしたし、この問題が発覚した昨年9月以降、多くのメディアが報じてきた。

■それでも改善は先送り

メッセージ創業者で医師の橋本俊明会長自身、昨年9月、アミーユで発生した連続転落死や虐待が報じられた直後、職員に向けて次のように訴えている。

<本社・本部は、管理者や職員の皆さんが、処遇の難しい人に対して、日頃負っているストレスを十分に把握せず、現場任せにしていたという、痛烈な反省を感じています>

もちろん橋本会長は、この後、虐待などの暴力行為は断じてあってはならない、と否定したうえで、次のように続けた。

<しかし、この問題を管理者、介護職員の皆さんの工夫に任せるだけでは、十分な解決は出来ないと思っています。その為の仕組みを、早急に実施していきます>

だが、環境改善にはカネがかかるという現実が、改善を先送りにする。1名増員を拒否する姿勢に、それは表れている。

回答を受け取った、労組に所属する職員がこう嘆息する。

「職員への(橋本会長の)通達は嘘なんだと思いました。会社の体制を変えるつもりはないし、体面を整えるだけで、反省なんてしてないんじゃないかと思いました」

介護現場は、想像以上に過酷である。職員が、1名増員の要求理由を説明する。

「認知症が進み、夜間徘徊や他の居室に侵入する方がいるし、インターホンを御用聞きボタンのように押す入居者さまもいます。そうした対応に追われる一方、失禁、失便の方がいれば、車椅子やベッドからの転落もある。各フロアに職員一人は、絶対に必要だと思っています」

光が丘は4階建てで63室。これを3人で見る体制だが、川崎幸町は6階建て80室を夜勤3名で見ていた。

今井容疑者は、「腹が立った。むしゃくしゃしていた」と殺害動機を述べた。それがとんでもないのはいうまでもないが、「気分的に追い込まれる現場」ではあった。

光が丘に対する会社側回答は、捉え方によっては、「もっと厳しい職場もあるから我慢しろ」といっているようにも聞こえ、その厳しく追い込まれる職場に川崎幸町があるのだから、橋本会長の通達が「嘘」に聞こえるという職員の感想も無理はない。

■連続転落死事件の教訓をどう生かすか

同時に、3連続転落事件とその後、次々にメッセージの施設で発覚した虐待事件は、増え続ける介護老人という環境のなか、入居老人が人としての尊厳を奪われ、「もの」として取り扱われている現実を明らかにした。

私は、本コラムのなかで<報告書入手!老人ホーム連続転落死はこうして殺人ではなく「事故」で片付けられた>(15年11月19日)と題し、警察も行政も業者も、まともに事故と向き合わない「不作為の作為」が招いた事件であることを詳述した。

健全な成人が、同じ建物から2ヶ月で3人転落死すれば、それだけで大騒ぎである。1人目で捜査本部が置かれて徹底捜査が展開されるのはもちろん、2人目が同じ建物の同じ部屋から転落すれば、威信をかけた捜査となり、解明へ向かおう。

ところが川崎幸町では、3人目の96歳の要介護3の歩行困難な身長150センチの女性が、120センチの手すりを乗り越えて転落しても事故処理。疑いの発覚は、それから半年も経って今井容疑者が窃盗で逮捕されて以降のことだった。

メッセージは、橋本会長が批判に耐えかねて会社を損保ジャパン日本興亜ホールディングスに売却した。同社は、昨年12月、ブラック企業批判を受けて業績急落の居酒屋大手「ワタミ」傘下の「ワタミの介護」も引き受けており、今年3月までに完全子会社化するメッセージと合わせ、いきなり介護業界第2位に躍進する。

業界再編気運のなか、現在は生かされていないアミーユ連続転落死事件の教訓を、損保ジャパンを始めとする介護業者が、今後、どう生かしていくかが問われている。

●2・2緊急要求書

緊急要求書画像
緊急要求書

2016年2月2日

株式会社メッセージ
板津泰史東京地区本部長 殿
アミーユ光が丘 施設長殿

一般合同労働組合東京北部ユニオン
委員長 吉崎 健
東京都豊島区西池袋5-13-10
 ハイマート西池袋603号
TEL03(6914)0487

アミーユ光が丘において、1月25日の夜間帯に、1階の同じ利用者が、2回もべッドから転落するという事故がおきた。以前から組合が『手薄な体制』について指摘しているにも関わらず、会社は1・4階を夜間職員一人で対応させるあり方を見直さず、入居者・職員の安全について考慮していない。事故のみならず、夜勤帯長時間両フロアを対応することは、職員にとって負担が大き過ぎる。
 そもそも『アクシスト』では認知症による行動障害、精神疾患のある高齢者には対応できない。
 事故対応に伴い休憩も取れない状態、 一方のフロアに長時間職員が不在にならざるを得ない状態は一人対応であれば容易に起こりうることでありこれは以前から指摘しているように安全上大問題であり、施設としての責任を放棄していると言わざるを得ない。限度をこえた強労働を強いて、職員は疲弊している。このままでは大事故が起きる。
 組合が以前から繰り返し要求し続けてきた「 夜間帯 1 名を増員し各階に職員を配置すること」は安全を守るための最低限の要求である。 会社は起こるべくして起こる事故の責任を受け止め、早急に夜間帯の人員増員をおこなうことを強く求める。


                要求

1.夜間帯1名を早急に増員し各階に職員を配置すること。

以上の要求に対する回答を2016年2月10日までに文書にて回答すること。
                                  
                                      以上

●2・15メッセージ東京地区本部長回答書

   ↓クリックすると拡大します。
2016年2月15日付会社側回答書(統合)





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川崎幸町転落死の逮捕報道に際してのアミーユ支部声明

東京北部ユニオン・アミーユ支部は、Sアミーユ川崎幸町での連続転落死の逮捕報道に際して、支部会議を開き、声明を発しました。全国の介護労働者のみなさん。職場に組合を作り、介護現場を変えるために声をあげましょう!

Sアミーユ川崎幸町での転落死の逮捕報道に際しての声明

東京北部ユニオン・アミーユ支部

「Sアミーユ川崎幸町」の元職員が、『入居者3人を転落死させたと自供した』と連日報道されているが、これによって一連の事件・事故の会社の責任を曖昧にさせてはならない。一切の責任は会社にあることを今一度はっきりさせて、東京北部ユニオン・アミーユ支部(以下組合という)は、労働者の命と生活を守り、安全な職場を作るために会社と徹底的に闘うことを宣言する。

●極限的な人員削減=合理化こそ、事件・事故の最大の原因だ!
 今回の事態であらためて明らかとなったことは、Sアミーユ川崎幸町において、6階・80室を夜間帯わずか3人で見守りをしていたという事実だ。数フロアを1人で見回り見守らなければならないという極限的人員体制のなかで、一連の事故・事件は発生した。

 これは、他のアミーユ施設においてもまったく同様だ。しかし、会社は人員増員要求には一切応じようとしない。アミーユ光が丘では夜間帯は2つのフロアを1人で見なければならず、実際に事故が多発している。組合は、「これでは安全を守れない。増員しろ!」と結成当初から要求し続けているが、昨年9月にSアミーユ川崎幸町での一連の事故が報道された以降も会社は一切応じようとせず、「配置基準を満たしている」というばかりである。会社の体質は一切変わっていない。一連の事件・事故の一切の責任は会社にある。

●「夜間、各フロアに職員が常駐している必要はない」――労働者に一切の犠牲を押し付ける宣言!
緊急要求書画像
 組合は、アミーユ光が丘において、1月25日の夜間帯に、1階の同じ利用者が、2回もべッドから転落するという事故がおきたことに関して、「夜間帯 1 名を増員し、各階に職員を配置すること」を要求する緊急申し入れ書を提出した(2月2日)。「以前から組合が『手薄な体制』について指摘しているにも関わらず、夜間に1階と4階を職員一人で対応させるあり方を会社は見直さず、入居者・職員の安全について考慮していない。事故のみならず、夜勤帯長時間両フロアを対応することは、職員にとって負担が大き過ぎ、施設としての責任を放棄している。」と指摘した。

2016年2月15日付会社側回答書(統合)
 ところが会社は、「夜間帯、各階に1名、職員を配置すること」という当然の、ささやかな、最低限の要求に対しても、「今回の事故は一過性の体調変化による転倒事故である為、事故防止の為の職員の増員が必要とは考えられません」「現状手薄な人員配置とは考えていない為、夜間帯一名を増員し配置することは予定しておりません」「事故防止の為に、必ずしも各フロアに職員が常駐している必要はありません」と回答してきた(2月15日付回答書)。
さらに回答書では、「そもそも、各フロアに職員が常駐していたとしても、突発的な居室で発生する事故は防ぐことができません。…施設としての責任を放棄しているとの貴組合の主張に根拠はありません」とまで言い放った。

現場職員は日々命を削って安全を守るために必死に働いているのに、会社は「各フロアに職員が常駐していても、事故は防げない」とどうして言い切れるのか? 「Sアミーユ川崎幸町」で逮捕された職員も、とりわけ夜勤帯の極限的状況に触れているではないか。アミーユの非人間的な夜勤労働の実態は、もはや社会的問題として認識され、その改善が求められているではないか。会社は9月の一連の事故報道後、橋本会長名で「各職員の皆さんが、日頃負っているストレスを十分に把握せず、現場任せにしていたという、痛烈な反省を感じています」「皆さんが現在感じている問題をアドレスに送ってもらいたいと思います」と書面を出したが、実際にはまったく何もしてこなかった。いやそれどころか 、現場に即した職員の声を切り捨てている。

「夜間帯、各階1名の職員の配置を」――これは現場からの、安全を確保するための最低限の訴えであり、叫びである。にもかかわらず、「人員増だけは、絶対に認めるわけにはいかない」と強固に拒否する会社の姿勢こそ、「Sアミーユ川崎幸町」の事態を何ら見つめず、改善もせず、再びこうした痛ましい事件を生み出しても構わないという、会社の本質を露わにしている。
 「Sアミーユ川崎幸町」の元職員が逮捕された、まさにその日に出されたこの回答こそが、「現場の安全崩壊など一切省みず、労働者に一切の犠牲を押し付ける」という会社の宣言そのものである。断じて認めるわけにはいかない!

●「アクシスト」システムが、介護現場を破壊している
 さらに、アミーユ施設においては、人員不足だけにとどまらず、「アクシスト」と呼ばれるシステムによって究極の合理化体制が取られ、これが現場職員を極限的な多忙に追い込み、孤立させるものとなっている。

会社は利益を上げるために、限度を超えた合理化・人員削減をおこなってきた。「アクシスト」システムでは、担当フロアを持たず、職員の動きが分刻みでスケジュール化される一方、そのスケジュールには突発事故やナースコール(NC)に対応する時間が全く考慮されていない。認知症による行動障害や精神疾患高齢者がどのような行動を行うか、などを完全に度外視した「アクシスト」は、職員が休憩、仮眠もとれないような殺人的夜勤を生み出している。
その上に、アミーユでは「アクシスト」によって、施設でありながら職員一人一人が訪問介護のような動き方をしている。自分の仕事をこなすので精一杯で職員同士の協力・協働ができないシステムだ。十分な人員がいて、職員同士が協力・協働できる労働環境を作らなければ、また同じような事件・事故が起きる。
「アクシスト」システムは、極限的な人員削減を実現し、職員を分断・孤立させ、そのことによって会社が暴利をむさぼる事を合理化する、まさに「うちでの小づち」となっているのだ! こんな「アクシスト」システムは、廃止以外にない。

神奈川新聞「夜間増員について」


●労働者が「殺人者」とされることを拒否しよう! 労働組合をつくり団結して、労働者の誇りを取り戻そう
 「介護現場の崩壊」と言えるこの状況の根本原因は、介護の民営化である2000年の介護保険制度導入によって介護が、企業が儲けるための産業にさせられたことにある。1円でも多く儲けるために、労働者をとことん低賃金で働かせ、できるだけ少ない人員で職場を回させ、金のかかる安全対策はないがしろにされてきた。また、介護の知識や経験がない他業種の資本が儲けるために参入したことも、介護現場を劣悪にした大きな要因である。そして介護保険の導入によって、多くの職場が労働組合のない職場になったことが、会社の「やりたい放題」を許してきた一番の原因だ。安倍政権は介護を成長戦略の柱と位置づけて、さらに大企業が儲けるための産業に変えようとしている。

他産業でも、尼崎事故をはじめとしたJRでの事故多発、先月の軽井沢スキーバス事故など、民営化、外注化、規制緩和によって安全が崩壊し、事故が多発している。
職場の安全は、労働者が団結して労働組合をつくって団結し、勝ち取る以外に絶対に守られない。必死に現場で働く労働者の安全が日々脅かされ、「殺人者」にまでされる状況を、今こそ変えなければならない。
今まで介護労働者は、劣悪な職場環境で、理不尽なことを強いられ、くやしい思いをしてきた。そんな中でも、介護労働者は必死に働き、現場を守ってきた。崩壊する介護現場を、安全で、みんなが誇りをもって働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている労働者だけだ。そしてそれは、労働組合を通じた労働者の団結があればぜったいに可能だ。団結した闘いの中でこそ、私たち介護労働者は、労働者としての誇りを奪い返すことができる。

もう一度、全国のアミーユをはじめすべての介護労働者のみなさんに訴えます。職場の安全は労働者が団結して労働組合を結成して、「安全よりも金儲け」の会社と闘って、勝ち取る以外にありません。労働組合を作って共に闘いましょう。東京北部ユニオン・アミーユ支部、合同一般労働組合全国協議会に加入し、一緒に闘いましょう。

2016年2月22日



Sアミーユ川崎幸町での転落死の逮捕報道に際して、要求書提出

「Sアミーユ川崎幸町」での「入居者の連続転落死」問題は、当時職員だったI氏が2月15日に殺人容疑で逮捕されるという展開となった。
私たちは、今回の事態が刑事事件としてどのように展開するかにかかわらず、「一切の責任は会社にある!」とあらためて断じる。労働者個人の責任にして幕引きするようなことがあってはならない。
今回の事態であらためて明らかとなったことは、Sアミーユ川崎幸町において、6階・80室を夜間帯わずか3人で見守りをしていたという事実だ。数フロアを1人で見回り見守らなければならないというおよそ介護とは言えない極限的人員体制のなかで、必然性をもって一連の事故・事件は発生した。これは他のアミーユ施設においてもまったく同様である。どれだけの労働者が精神的肉体的に追い込まれてきていることか。どれだけ日常的に入居者と職員の安全が脅かされていることか。会社は真摯にとらえ返すべきである。
更に、アミーユ施設においては、人員不足だけにとどまらず、「アクシスト」と呼ばれるシステムによって、日々就労するフロアが変えられるという究極の合理化体制が取られ、チームでの介護が不可能な状態におかれている。
したがって、アミーユのどの施設においても、事件・事故が起こりうるし実際に起こっているのだ。それが顕在化してこなかったのは、現場の労働者が休憩も取れない状態で心身を削りながらも、必死で現場を回してきたこと以外ではない。

組合は、アミーユ光が丘において、1月25日の夜間帯に、1階の同じ利用者が、2回もべッドから転落するという事故がおきたことに関して、2月2日に緊急申し入れ書を提出した。以前から組合が『手薄な体制』について指摘しているにも関わらず、会社は1・4階を夜間職員一人で対応させるあり方を見直さず、入居者・職員の安全について考慮していない。事故のみならず、夜勤帯長時間両フロアを対応することは、職員にとって負担が大き過ぎ、施設としての責任を放棄していると指摘した。
 ところが会社は、「夜間帯 1 名を増員し各階に職員を配置すること」の要求に対して、「現状手薄な人員配置とは考えていない為、夜間帯一名を増具し配置することは予定しておりません」「事故防止の為に、必ずしも各フロアーに職員が常駐している必要はありません」と2月15日付で回答してきた。これほど川崎幸町をはじめとした事件・事故が社会問題化されたうえ、現場から悲鳴に近い要求があがっているにも関わらず、まったく現場を見ようとしない会社経営陣の態度に怒りを禁じ得ない。
また、アミーユ光が丘で、入居者の健康に直結する服薬管理も、インシュリン使用済み針を給湯施設で保管するなどずさんで、かつ責任を介護士に押しつける実態も繰り返しされている。

職場の安全は、労働者が労働組合をつくって団結し勝ち取る以外に絶対に守られない。いや、必死で現場で働く労働者の安全が日々脅かされ、「殺人者」にまでされる状況は今こそ変えなければならない。
組合は、今回の逮捕報道に際して、以下要求する。

Sアミーユ川崎幸町での転落死の逮捕報道に際しての要求書

2016年2月18日

株式会社メッセージ
代表取締役会長 橋本俊明 殿
代表取締役社長 佐藤俊雄 殿
板津泰史東京地区本部長 殿
アミーユ光が丘施設長殿

一般合同労働組合東京北部ユニオン
委員長 吉崎 健

                要求

1.メッセージ本社は、「Sアミーユ川崎幸町」での「入居者の連続転落死」「浴槽内での死亡事故」「職員による暴行・虐待」という一連の問題の全責任が会社にあることを認め、全職員に対して謝罪すること。
2.どの時間帯にも、各フロアーに職員が2名以上いるように、人員配置をおこなうこと。とりわけ、夜間帯1名を早急に増員し各階に職員を配置すること。
3.休憩を定められた時間に取れるように、人員を配置すること。
4.処遇改善加算分の賃金(一人当たり2万7千円)を全職員に一律配布すること。

以上の要求に対する回答を2016年3月1日までに文書にて回答すること。
                                  
                                      以上
 

アミーユ支部が11月6日に会社と団体交渉! 服薬管理の問題性を認めさせました

アミーユ団交報告ビラ画像

アミーユ支部が11月6日に会社と団体交渉

「一連の事故は個別事情」「松戸、市川の転落は偶発」 (板津東京地区本部長の発言)
冗談じゃない!
服薬管理について「光が丘の運用は間違っている」と認めさせました


 アミーユ施設に働くみなさん!
 「Sアミーユ川崎幸町」などでの一連の事故問題で、11月13日、川崎市が施設に介護報酬3ヶ月停止処分を出しました。
さらに同日、厚生労働省が「業務管理態勢に問題があった」として会社に業務改善勧告、東京都が「積和サポートシステム」が事故報告を5年間で680件行っていなかったとして業務改善勧告を行っています。

 東京北部ユニオンアミーユ支部は、こうした事態は、見守りもできない少ない人員で職場を回させ、金のかかる安全対策をないがしろにしてきた結果であり、そのことを不問にして職員の懲戒解雇処分や退職強要をおこなっていることは本末転倒であるとして強く弾劾し、職員への真摯な謝罪と釈明、「どの時間帯にも、各フロアーに職員が必ず2名以上いるように、人員配置をおこなうこと」「休憩を定められた時間取れるように、人員を配置すること」などの統一要求書を10月4日に提出し、団体交渉を要求してきました。

 ところが会社は、11月5日付で「団交の対象事項はアミーユ光が丘に関する事項であり、会社全体に関することに回答の必要は無い」と回答しました。そして11月6日の団体交渉では、板津東京地区本部長は「川崎や豊中などでの事故はそれぞれ個別の事情」と開き直ったのです。

【団交での事故問題についてのやりとり】
①事故の原因をどう考えているのか?
 板津「個別事情なので答えられない。
 松戸、市川の転落は偶発事故。」
②事故後の安全対策は行なったか?
 板津「第三者委員会による調査結果が11月末に発表がある。それまで明らかにできない。」
③川崎事故の職員解雇に至る経緯を述べよ。
 板津「暴力行為だけではない。強要はしていない。個別事情で答えられない。」
 ユニオン:全てメッセージ社で起きていることで全従業員の問題。答えないのは不当労働行為。責任を取れる人を団交に出せ。
 板津「持ち帰り検討する。」
④フロアーにつき2人以上の体制がなければ事故は起きる。人員増するべきだ。
 板津「アミーユ光ヶ丘では現状では必要 ない。ライン数は増やすかもしれないが」

 相次ぐ事故を報告せず隠ぺいしてきたことが明るみになっているにもかかわらず、「個別事情」などという居直りは絶対に許されません。

デタラメな服薬管理を光が丘職員が弾劾。「改善」を認めさせました!
団体交渉の場で、現場職員が怒りを込めてアミーユ光が丘で最近起こった服薬事故に関して、薬がヘルパー室のロッカーに無造作に吊されている実態を追及しました。それに対して板津東京地区本部長は「施設管理の場合は薬の保管は鍵をかけて行われなければならない」「光が丘での運用が間違っている」と認めざるを得ませんでした。
 薬によっては興奮作用があり、それが事故に直結する可能性もあります。安全の要である服薬管理がこんなずさんな状態であることは、川崎幸町など一連の事故との関連においても重大事態です。
 「事故は個別事情」と言いながら、東京地区本部長が光が丘の一施設の服薬管理が不適切であることすら把握していなかったことは、どこの施設でも同じような状態であるのではないでしょうか。
 ユニオンは、直ちに服薬管理の実態を詳細に点検した上で、薬は鍵をかけて保管し服薬は看護師が責任をもって行うよう改めることを強く求めました。

休憩室・更衣室がない労働環境は異常! 居室を転用するべきです
 また、アミーユ光が丘での休憩室確保について会社は「2~4階のヘルパー室を休憩室として使用しています」「問題点は解消されています」と回答しましたが、団体交渉ではヘルパー室が休憩室として使われている実態など何もなく、カンファレンスでの周知もされていないことが、職員の指摘で暴露されました。そもそも人が出入りするヘルパー室で満足な休憩などできるはずがありません。
 板津本部長は「再度確認します」などとごまかしましたが、これは意図的に虚偽の回答をしたということです。許されません。謝罪と釈明を求めます。
 アミーユ光が丘では居室を更衣室・休憩室に転用することなどを求める署名が職場の圧倒的多数である30筆集まり、提出しています。これを無視して「ヘルパー室の休憩室としての使用」を進めることは不当労働行為です。直ちに撤回し、まともに働ける労働環境を整えろ!

介護職場に労働組合をつくって闘おう!
 アミーユ支部は、相次ぐ事故の全責任は会社にあり、直ちに人員増と安全対策を行うよう引き続き求めていきます。そして安すぎる賃金アップを求めて一時金(ボーナス)交渉に入ります。
 アミーユなど介護施設に働く仲間のみなさん! 崩壊する介護現場を、安全で誇りをもって働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている労働者の団結した力だけです。職場の安全は、労働組合を作って、闘って勝ち取る以外にありません。
ユニオンに入り一緒にたたかいましょう!

11・1全国労働者集会(日比谷野外音楽堂)でアミーユ支部が発言!

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11月1日、晴天のなか日比谷野外音楽堂で開かれた全国労働者集会は、韓国民主労総をはじめ、ドイツ、トルコ、スイスの闘う労働組合の代表を迎えて国際連帯とストライキで戦争を止め安倍を倒す5700人の集会としてかちとられました。

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この集会において、医療福祉労働者の代表としてアミーユ支部が発言しました。

東京北部ユニオンアミーユ支部です。本日は発言の機会を与えていただき、ありがとうございます。
私たちは1年半前に組合を結成しました。きっかけは、同僚が施設長から7回のパワハラ面談を受け、退職を強要されたことでした。「何としても同僚を守りたい!」私たちは闘いを開始しました。しかし、同僚は身も心もボロボロにさせられ、退職をよぎなくされました。
 私たちは「絶対に許さない!必ずかたきを取ってやる!」と怒りを燃やし、必死に闘いました。
そして、第5回団体交渉で、謝罪文を勝ち取り、パワハラ退職強要をおこなった施設長を更迭させました。
 2ヶ月前、Sアミーユ川崎幸町での入居者転落死亡事故が報道された直後、私たちは、「事故の一切の責任は会社にある!」という声明を出しました。
 労働組合が「事故の一切の責任は会社にある。」と言い切って闘いを呼びかけなかったら、労働者の責任にさせられ、クビを切られ、犯罪者にされてしまう。そんなことは、絶対に許してはいけないと考えたからです。

私たちは組合結成時から「これでは安全は守れない、このままでは大事故がおきる。増員しろ!」と要求して闘ってきました。
しかし会社は、大事故が明るみになっても、一切、安全対策をおこなっていません。
この期に及んでも、金のかかる安全対策はおこなわない会社に私たちはさらに怒りを燃やしています。
アミーユだけでなく、すべての介護労働者は、劣悪な職場環境で理不尽なことを強いられ、悔しい思いをしていると思います。そんな中でも、労働者は必死に働き、現場を守っています。
私たちは組合を結成し闘うことで、一歩一歩職場環境を改善し、労働者の団結を作っています。
崩壊する介護現場を、安全で、誇りを持って働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている私たち労働者の団結した力だけです。
今こそ介護労働者は、労働組合を作って闘いましょう!JRの動労総連合のように全国に闘う労働組合を作りましょう。


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集会後は、銀座を揺るがすデモを行いました。さあ、更に職場から地域から立ち上がっていきましょう!

週刊文春にユニオンのコメント入りのアミーユ記事が載りました!

週刊文春アミーユ記事オモテ
週刊文春アミーユ記事ウラ

昨日発売の「週刊文春」(10月1日号)に、「Sアミーユ川崎幸町」での転落死事故を発端とした(株)メッセージの体質問題が特集されていますが、
そこに東京北部ユニオン・アミーユ支部への取材内容が掲載されています。

◎アミーユ光が丘でのパワハラ解雇問題
◎更衣室も休憩室もなく、休憩時間すらナースコールの対応のため外出が実質的に禁止されていた問題
◎看護師がやるべき薬の配薬まで介護士に押しつけられている問題
◎「介護職員処遇改善加算」が職員には反映されていない問題

などがしっかりと取り上げられました。

週刊文春の記事では、(株)メッセージが橋本会長のもと、介護保険導入後、ジャパンケアサービスなどを吸収して急速に経営を拡大し、人員確保を置き去りにして儲け主義に走ってきた有り様がまざまざと示されています。
先にユニオンとアミーユ支部が発した声明の通り、この間の一連の事故・「事件」の一切の責任は会社にあります。断じて現場労働者にはありません。
http://rentaiunion2007.blog105.fc2.com/blog-entry-434.html

と同時に、これはアミーユだけの問題でもありません。すべての介護職場の問題です。

東京北部ユニオンには、他にも複数のマスコミから取材依頼が来ています。
私たちは、「虐待」を現場労働者になすりつけることなど許さないために、アミーユに働く介護労働者の声を、社会的に発信していきます。
しかし、それだけでは足りません。介護労働者が団結して立ち上がること以外に、この状況は変えられません。そして今こそ変えるチャンスです!
私たちは、アミーユ支部結成以来1年3ヶ月、パワハラ解雇に対して謝罪させ、「薬と記録の居室管理」に対して職場のほぼ全員の反対署名を叩きつけ、さらに処遇改善加算が現場労働者に還元されていない問題を追及し、一定の改善をかちとっています。
しかし、まだまだ端緒的です。一緒に声をあげれば変えられます!

東京北部ユニオン・アミーユ支部へ加入して一緒にたたかいましょう。また私たちが加盟する全国のユニオン(合同・一般労働組合全国協議会)に連絡してください。

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10・2北部労働者集会では、アミーユ労働者が発言します!
(10月2日(金)18時半~ 豊島生活産業プラザ多目的ホール)

どうぞお集まりください!

「Sアミーユ川崎幸町」での転落死亡など一連の事故についての声明

東京北部ユニオンは、本日9月11日に行ったアミーユ支部会議及び執行委員会の会議をもって、以下の声明を発表しました。

「Sアミーユ川崎幸町」での転落死亡など一連の事故についての声明

一般合同労働組合 東京北部ユニオン
東京北部ユニオン・アミーユ支部

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1)「Sアミーユ川崎幸町」での「入居者の連続転落死亡事故」「浴槽内での死亡事故」「職員による暴行・虐待」という一連の問題が大きくマスコミで取り上げられている。
私たちは、Sアミーユ川崎幸町での一連の事故の一切の責任は会社にあると考える。決して、労働者個人の責任にして幕引きするようなことがあってはならない。

2)「介護現場の崩壊」と言えるこのすさまじい状況の根本原因は、2000年の介護保険制度導入によって、介護が「儲けるための産業」にさせられたことにある。1円でも多く儲けるために、労働者をとことん低賃金で働かせ、できるだけ少ない人員で職場を回させ、金のかかる安全対策はないがしろにされてきた。また、介護の知識や経験がない他業種の資本が儲けるために参入したことも、介護現場を劣悪にした大きな要因である。
今回の事故が起こったSアミーユやCアミーユ(サービス付き高齢者住宅)を経営する「積和サポートシステム」は、メッセージと積水ハウスが共同出資した合弁企業であり、まさにその典型だ。メッセージグループは、かの「コムスン」承継企業である「ジャパンケアサービス」などを子会社化し、今やニチイ、ベネッセに次ぐ介護業界トップ3に入る大手資本として急成長してきたが、それは、行政と一体となって、規制緩和と限度を超えた合理化をおこなった結果だ。

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3)私たちは、職場のパワハラ解雇に怒るアミーユ光が丘の労働者が中心になって昨年6月に東京北部ユニオン・アミーユ支部を結成した。私たちは、アミーユ支部の闘いを進める中で、アミーユ光が丘の劣悪極まる労働環境に愕然とした。
 人員不足、過重労働、安全対策の不備、事故の多発、休憩室も更衣室もなく労働者はトイレで着替えをしている。休憩も満足に取れず、休憩時間でもナースコール対応をさせられていた。
 職場の仲間との団結を作り、団体交渉を重ね、労働環境の改善を勝ち取ってきたが、人員増員要求に対し会社は一向に応じようとしない。特に夜間帯は2つのフロアーを1人で見なければならず、「これでは安全を守れない。増員しろ!」と要求し続けているが、転倒事故などが起きているにもかかわらず、会社は「配置基準を満たしている」と言うばかりである。

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 また、会社がきちんとしたアセスメントもおこなわず、「薬の居室保管」を進め服薬業務を介護士に押しつけることに対し、「誤薬事故が増えている。以前のやり方に戻せ!」と職場のほぼ全員が署名をして要求したにもかかわらず、会社は聞く耳をもたない。また、本来介護労働者に還元されるべき処遇改善加算の一律配布が行われず、使い方が全く不透明である。
 「『施設』という概念から脱却した、良質の『住まい』」(Sアミーユ紹介文)と称して施設としての管理責任を放棄し、徹底した人員削減を進めてきたアミーユの合理化と安全無視の結果として、今回の一連の事故は起こった。「オーダーメイドケア」「お食事のタイミングも、おくつろぎの時間も、ご自身のペースで自由に過ごせ(ます)」と言うが、3対1の最低限の配置基準を満たすだけの人員で、どうしてそんなことができるのか! 今回の一連の事故を労働者の個人責任になすりつけることなど断じて認められない。
 実際に今、アミーユの職場では、「いつかは起きると思った」「自分の施設でも起こる可能性がある」「激務続きで、働く環境が崩壊している。こんなのじゃ良い介護ができるはずがない!」との叫びが上がっている。メッセージグループ経営陣は、労働者のこの声を真摯に聞き、アミーユ支部の要求を受け入れ、直ちに人員を補充し、抜本的な安全対策を取るべきである。

4)今回の「Sアミーユ川崎幸町」での転落死亡など一連の事故の責任は会社にあると同時に、財界の意志を受けて民営化・外注化、規制緩和を積極的に進め、社会保障を解体してきた自民党・安倍政権にある。介護業界は食っていけない低賃金が蔓延し、離職が後をたたない。介護現場そのものが崩壊している。
したがってこれは、Sアミーユ川崎幸町だけ、あるいはアミーユだけの問題ではない。すべての介護職場の問題だ。職場の安全は、労働者が団結し労働組合を作って、「安全よりも金儲け」の会社と闘って、勝ち取る以外にない。

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多摩連帯ユニオンベストライフ東村山分会での「一人夜勤」反対ストライキ

今まで介護労働者は、劣悪な職場環境下で理不尽なことを強いられ、悔しい思いをしてきた。そんな中でも、介護労働者は必死に働き、現場を守ってきた。崩壊する介護現場を、安全で、みんなが誇りをもって働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている労働者の団結した力だけだ。

5)もう一度、全国のアミーユをはじめすべての介護労働者のみなさんに訴えます。
職場の安全は労働者が団結して労働組合を結成して、「安全よりも金儲け」の会社と闘って、勝ち取る以外にありません。労働組合を作って共に闘いましょう。
東京北部ユニオン・アミーユ支部、そして東京北部ユニオンが加入する合同一般労組全国協議会に入り、一緒に闘いましょう!

2015年9月11日

解雇、パワハラ、賃下げ許しません。いつでも東京北部ユニオンに労働相談の連絡下さい。相談無料・秘密厳守。
電話03(6914)0487 メールtokyohokubuunion2010★yahoo.co.jpまで

パワハラ解雇の撤回と謝罪、反動施設長の更迭を認めさせた!(アミーユ支部の勝利報告)

 鮮烈な勝利の報告です!
 「先輩Aさんに対する施設長による”パワハラ解雇”が許せない」と、有料老人ホーム「アミーユ」に支部を立ち上げて以来6ヶ月。
 12月22日に行われた6回目の団交冒頭、
会社側は組合宛回答書で「違法な対応はなかった」と繰り返しながらも、施設長の責任をはっきり認め、「施設長の解任」と「Aさんの復職受け入れ」を文書で表明しました
 前回第5回団交で、新たに青年労働者が団交に参加し、自らに対する新たなパワハラ退職強要を面と向かって告発するというたたかいの前進によって大きく会社を追い詰めた結果です!
...
 更衣室、休憩室、休憩時間の確保などの職場課題はこれからが佳境ですが、2014年の最後に大きな勝利を築きました!団結を固め、広げてたたかえば勝てるということを実証しました。
介護・福祉現場で日々パワハラ・低賃金・長時間強労働に苦しむ仲間の皆さん!
ユニオンに結集して一緒にたたかいましょう!

 以下、団交議事録からの抜粋です。

ユニオン:施設長が参加して謝罪すべきだ。当該だけでなく会社としての問題だ。
会社側弁護士:事態収拾のために施設長の責任を認めた。パワハラとかでなく新たな事態(青年労働者Bさんへの)が発生したため。
ユニオン:Aさんに伝えるには謝罪がないと不十分。心身共にボロボロになって辞めた。戻れる環境を求める。


 会社が「検討したい」と、20分ほど中断

会社:Aさんに謝罪する場を設けたい。
ユニオン:ユニオン宛に謝罪とAさんの復職意志を確認したい旨の書面を提出してほしい。ユニオンよりAさんに報告して確認する。
会社:わかりました。私が組み立てます。




会社側の回答書(要旨)

メッセージ代表取締役 古江博

1.Aさんの退職等に関して
・違法対応はないとは言え、施設長に事態の責任はあると判断し、賞罰規程に則り処分する。また、光ヶ丘の施設長は人事異動により変更することを予定している。
・Aさん本人に復職の意志がある場合には復職を認める。
・(青年労働者)Bさんの指導担当をCマネージャーからDスーパーバイザーに変更する。

2.利用者とのトラブルに関する対応について
 クレーム対応手順の業務改善案として「苦情対応フロー」を作成し従業員に周知する。

3.休憩時間の確保について
 各シフトの休憩時間を変更する。これにより休憩時間は適切に確保されることになる。

4.更衣室および休憩室の確保について
1)更衣室の確保―1階事務所内に個人ロッカーおよび更衣スペースを設ける。
2)休憩室の確保―ヘルパー室内に設置されている個人介護記録・書類保管ロッカーを各居室・1階事務所内に移設し、3・4階ヘルパー室を休憩室として確保する。

5.組合事務所及び組合掲示板の供与・設置について
予定しておりません。

6.トレーナー制度について
 本年末日を持って一旦終了とし、新たな制度創設を急ぐ。   

アミーユ支部第4回団交「休憩時間は外出も自由」認めさせる!



「休憩時間は自由に使える」「外出しても構わない」
第4回団交で認めさせる


 アミーユ光が丘では、休憩時間でもナースコール(NC)を取らざるを得ず、「休憩時間は外出は禁止」の慣習がありました。
 これに対してユニオンは「休憩時間のNC非対応」を申し入れて10月2日の第4回団体交渉に臨みました。その結果、会社側弁護士から「休憩中にNCを取る必要はない」「外出は自由にできる」との回答を引き出しました。現在、休憩中はPHSを切るよう周知することを求めています。これはあたりまえの権利ですが、労働組合として交渉して初めてかちとれたことです。会社側弁護士は「みな外出していないのは、いごごちがよいのでは」と発言しましたが、好きこのんで休まない労働者などいません!
 休憩時間は労働基準法上の権利です。みなさん、きちんと休憩はとれてますか?

「休憩室も着替える部屋もない」現状を変えましょう
 また、アミーユ光が丘では、休憩室も更衣室もなく、労働者がトイレで着替えるような劣悪な現状にあります。団体交渉では、以下のようなやりとりになりました。

弁護士:休憩室は書類を他に動かすなど継続して検討している。
SV:更衣室(外から見えないよう)、ロッカー(スペアキーを作って交代で使用するよう)検討中。
ユニオン:いつまで検討するのか?労働安全衛生法などでも快適な職場環境として休憩室や更衣設備を設置することとしている。人権問題であり確保するようにしてください。
SV:(更衣室などについては)他の職員の意見も聴くので時間をください。カンファレンスで聴く。
弁護士:組合掲示板を設置することは、今のところは考えていない。


 光が丘では、建物の構造上「休憩室を作ることはできない」と言いますが、空いている入居者居室はあります。はたらく者として、自由に休める部屋と自由に使える休憩時間は双方必須であり、会社側は早期に誠実に対応すべきです。

クレーム対応の基準作成を強く求めました
 アミーユ光が丘で社歴7年で職場全体の人望が厚い仲間が、入居者とのトラブルを口実に、施設長が夜勤はずしを行い、個別面談が繰り返されるなかで6月末での「自主退職」を余儀なくされるということが起こりました。まさに「パワハラ解雇」です。
 しかも、介護記録には入居者からの「クレーム」は一切記載されていなかったということが第3回団交で判明しました。介護記録は入居者の状況を正確に伝え引き継ぐものであり、事故・クレームなどに対して情報を共有することで労働者が自らを守る大事な手段でもあります。介護記録には記載されずに施設長の個人的な「メモ」だけを基に退職勧奨が行われることなど許されません。
 アミーユでは「クレーム対応」の基準が全く作られていないことは大きな問題です。すでに別な形での「パワハラ解雇」の動きもあると聞きます。第4回団交では、あらためて「クレーム対応」基準を早期に作成するよう、強く求めました。ぜひ、みなさんの意見を寄せてください。

ユニオンに加入し、いっしょに職場を変えましょう
 会社側は、第3回団交から、施設に責任を負う施設長を出席させなくなり、第4回団交ではマネージャーも出てきませんでした。会社側の代理人弁護士では、現場のことはわかりません。団体交渉は労働組合法に定められた権利であり、会社側は責任を取れる人物が対応する義務があります。私たちユニオンは、次回団交(11月7日(金)予定)への光が丘施設長の出席を強く求めます。
 労働組合は、はたらく仲間の意向を大事に、労働条件向上、処遇改善に向けて取り組みます。私たちは企業で働く「職員」という前に、労働者としての基本的な権利があります。強制や義務、不明瞭な労働環境に疑問を持ったり、疲れ切ってはいませんか?安心して働ける職場づくりを一緒に目指しましょう。

11月2日の全国労働者集会に集まり、介護現場の無権利状態を根本から変えましょう!

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ベストライフ東村山でストライキ!



 10月18日、ベストライフ東村山に務める合同労組八王子の仲間が、一人夜勤に反対してストライキに立ち上がりました。
 ベストライフでは、東京の36施設のうち9施設で既に一人夜勤が導入されています。
日勤でも16時間も働かされれば心身ともにボロボロになります。それを夜勤で16時間も一人で高齢者のケアなんて、休憩時間はどうするのでしょうか。事故が起こった時の対応はどうするのでしょうか。いざ事故が起こったら、会社は必ず労働者に責任を転嫁します。絶対反対です。
 こうした声にまったく耳を貸さず、団体交渉に不誠実な対応しかしない会社に対して、ついに労働者の権利としてストライキに立ち上がったのです。スト集会に、2階から見ていた入居者から「応援している。何かできることがあったら言って」と声がかかりました。職員の安全と入居者の命を守るのも労働組合としての団結した行動次第です。ユニオンに加入して声をあげましょう。

11月2日の全国労働者集会(日比谷野音)には、全国の介護・医療労働者も集まります。
あなたもぜひご参加ください!

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TEL :03-6914ー0487
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