東京北部ユニオン(ソウル・ワーカーズ・ユニオン)blog

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アミーユ関連施設でO-157食中毒死亡事故

東京都は9月1日、羽村市の有料老人ホーム「グリーン東京」で、腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒が発生し、82歳の女性が死亡したと発表しました。また、千葉県は同日、O157の集団感染が発生していた同県市川市の老人ホーム「ウエルピア市川」で重症で入院していた97歳の女性が死亡したと発表しました。その後、計6名の死亡が確認されています。
この食事を提供していたのは、ホームを運営するSOMPOケアメッセージの子会社「シーケーフーヅ」であり、旧「アミーユ」(現在は「そんぽの家」と改称)を運営してきた「メッセージ社」の子会社です。
「アミーユ川崎幸町」事件にまで至った労働強化・安全破壊が、またこのような形で繰り返されていることを、絶対に許すことはできません。
ことの重大性にかんがみ、東京北部ユニオンアミーユ支部として、以下アピールを発しました。

O-157食中毒死亡事件一切の責任は会社にある!
介護労働者は労働組合を作って闘おう!

SOMPOケアメッセージ株式会社が運営する介護付有料老人ホームの「ウエルピア市川」、「グリーン東京」にて食中毒が発生し、保健所での検査の結果、腸管出血性大腸菌O157が検出され、6名の利用者が死亡した(2016年9月16日現在)。また、40代女性介護職員からもO157が検出されている。
私たちは、今回の食中毒事件は、Sアミーユ川崎幸町をはじめとしたアミーユ関連施設での事件・事故と同様、SOMPOケアメッセージ株式会社の「安全(命)よりも金儲け」のあり方が引き起こしたと考える。
昨年9月、Sアミーユ川崎幸町での「入居者転落死亡事故」「浴槽内での死亡事故」「職員による暴行・虐待」がマスコミで報じられたことに対し、私たちは「Sアミーユ川崎幸町での事故の、一切の責任は会社にある!」「職場の安全は、労働者が団結して労働組合を結成して『安全よりも金儲け』の会社と闘って、勝ち取る以外にありません。労働組合を作って共に闘いましょう」と声明を出した。同時に会社に対して、人員増員を柱とする抜本的な安全対策をおこなうよう要求して闘ってきた。
しかし、会社は「人員を増員すれば事故がなくなるとは限らない」と団体交渉において発言し、いまだに人員増員をおこなっていない。それどころか、今年の7月に経営母体がSOMPO資本に変わり、さらなる合理化をおこなおうとしている。私たちは安全で安心して働ける職場を目指して、会社がおこなう合理化に反対し、徹底的に会社と闘う。

東京北部ユニオンアミーユー支部は、2年前にアミーユ光が丘の労働者で結成した。アミーユ光が丘は、「人員不足、過重労働、安全対策の不備、事故の多発、ずさんな衛生管理、休憩室も更衣室もなく労働者はトイレで着替えをしている。休憩も満足に取れず、休憩時間でもナースコール対応をさせられていた」など劣悪な労働環境だったが、組合結成以来、着実に労働環境の改善を勝ち取ってきた。
アミーユ光が丘では、洗濯機・乾燥機が「清潔用・不潔用」に分けられておらず、組合は「衛生的に問題であり、洗濯機・乾燥機を増設して『清潔用・不潔用』を分けること」を要求して闘ってきた。これを受けて先日会社は、「洗濯機・乾燥機を増設する」と回答してきた。これは、安全・衛生問題にとことんこだわり、職場の仲間と団結して、闘い抜いた結果である。さらに、衛生問題の重要な課題として「職員専用トイレ」の設置、そして安全対策の根幹である人員増員を何としても勝ち取るために、闘いを進めている。

今回の食中毒事件、そして一連の事件・事故は、利益最優先で労働者をとことん低賃金で働かせ、できるだけ少ない人員で職場をまわさせ、金のかかる安全対策をないがしろにしてきた会社の責任である。同時に、大企業と一体で介護の民営化・外注化、規制緩和を進めてきた自民党・安倍政権にある。これから安倍政権はさらなる介護の合理化と切り捨てをおこなおうとしている。安倍政権が進めようとしている、トヨタの「カイゼン方式」を取り入れた介護の合理化の先頭に立ち、作業時間を極限まで短縮することによって、さらに人員を削減することが検討されている。こんなことを許したら、さらに大事故が多発することは間違いない。絶対に許すことはできない。
崩壊する介護現場を、安全でみんなが誇りを持って働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている労働者の団結した力だけです。全国の介護労働者のみなさん、職場に労働組合を作って共に闘いましょう!


以下、食中毒事件を伝える新聞記事を貼り付けておきます。

産経新聞食中毒記事

O157で女性2人死亡 都内と千葉の老人ホーム、同じ会社が給食提供(9月1日 産経新聞)

 東京都は1日、羽村市の有料老人ホーム「グリーン東京」で、腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒が発生し、82歳の女性が死亡したと発表した。また、千葉県は同日、O157の集団感染が発生していた同県市川市の老人ホーム「ウエルピア市川」で重症で入院していた97歳の女性が死亡したと発表。いずれも同じ給食会社が食事を提供していた。

 都によると、食事を提供していたのは、ホームを運営するSOMPOケアメッセージの子会社「シーケーフーヅ」(本社・岡山市)。製造元から仕入れた食事をホーム内の調理室で再加熱するなどして提供していた。

 羽村市の施設では8月27~30日、入居者132人のうち、死亡した82歳女性を含む71~99歳の男女計23人が下痢や発熱などの症状を訴えた。患者8人からO157を検出した。1日現在12人が入院している。

毎日新聞食中毒記事

O157 食中毒で高齢女性2人死亡 食事提供が同じ業者
東京と千葉の有料老人ホーム 82歳と97歳 (9月1日 毎日新聞)

 東京都は1日、羽村市の有料老人ホームに入居していた82歳の女性が食中毒で同日死亡したと発表した。他の入居者も食中毒症状が確認され、数人から病原性大腸菌O157が検出された。都は施設の食事を提供した業者「シーケーフーヅ」(岡山市)を8月31日から7日間、施設での営業停止処分とした。

 同社が食事を提供していた千葉県市川市の有料老人ホームでも8月25日以降、O157によるとみられる食中毒が発生し、97歳の入居女性が同30日に死亡している。

 都福祉保健局によると、同27日以降に71〜99歳の23人が嘔吐(おうと)などの症状を訴え、死亡した女性を含む13人が入院した。原因の食材は特定されていない。【柳澤一男】



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